女の残り火
  
              作詞   水上 康熙
            
作編曲 森田 一夫

人目忍んで 盗んだ恋に
すがった女の 未練がつらい
三笠の山さえ も一度春を
欲しいと夜空を 真っ赤に染めた
この身をけずって ふたりの冬を
越えて燃えます 女の残り火

浮世舞台の 奈落の底へ
手を取り落ちたい 溺れてみたい
木立に抱かれた 逢瀬の茶屋で
寄り添い絡めた 小指が熱い
密かに散りゆく 小さな花も
乱れ咲きます 女の残り火

たとえ誰かを 傷つけようと
あなたが欲しいと こころが咽ぶ
春日の参道 鳥居をくぐり
灯篭・願掛け ふたりの明日
この恋ひとすじ 求めた夢に
命重ねる 女の残り
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歌 立花かおり